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着物のお利口なところって、誰にでも似合うところだと思います。
もちろん色柄はありますけど、自分の体型に合わせて着付けが出来るってすごく大きなことだと思うんですよね。


思えば私、短大は制服で通ってました。無難な形のスーツでした(着用義務がある)。百貨店に行ってサイズを取ってもらって高いお金をだして買ったわけですけど、死ぬほど似合いませんでした。
当たり前ですけど、洋服って形が決まってるんですよね。肩の張り出し方とか襟の形とか、丈も。もちろんそれがデザインってもんですから、そこに文句を言っちゃ仕方ないんですけど、私には全然似合いませんでした。何と言うか小学一年生がでっかいランドセル背負ってるような感じで。制服嫌だったなあ。高校が制服は標準服扱いで着なくても良かったから余計。

洋服の場合、似合う形を選んで着るっていうのが普通なんですよね。
でも着物だと、自分の体型に合わせて着られるんです。だから誰にでも似合う。


少なくとも胸のあるなしや、腰のくびれのあるなしや、足の長さなんて着物には無関係ですからね(笑)体型が出ないから、似合って当然なんですが。

それにおはしょり。元々着物は、裾を床に垂らして着られていました。外に出るときにだけ擦らないように腰に紐で上げて着ていたんですね。それがだんだん普段からおはしょりを取って着るようになって今の形になってるわけですが、それならどうしておはしょりが無くならなかったんだろうって思いませんか?

男の人はおはしょりを取らない対丈という着方で着ます。女の人だって更に昔々は対丈で着ていたでしょうし、今だって対丈で着たって全然構いません。
でもやっぱり基本はおはしょりを取って着る着方なんですけど、それって【女の人は妊娠するからだ】と聞いたことがあります。
つまりお腹が大きくなっても対応できるようにってことです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・とか言って、実は着物をすぐ着られるよう掛け布団代わりにしていたからだっていう(身丈より長ければ足がでないから)説もあるんですけどね!(笑)
まあ諸説はありますが、長い方がいろいろ応用できていいということなのでしょう。大は小を兼ねるということなのかもしれません。

どちらにしても敢えてマタニティウェアを用意せずともオッケーな着物は、それだけ応用力の効くものなんですよね。
そして衿の合わせ方、出し方、衣紋の抜き方、帯の形や位置。そんなもので幾らでも自分の見せ方を変えられる着物ってすげえなあと思うのです。
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