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襦袢襦袢襦袢ってなんだ!よく聞くけど種類がありすぎて、着ない人にはよく判らないものになってるんじゃないか?って思いますので、軽く説明をしとこうかなあと。
普通、私がお襦袢とか言う場合や、着物を着る方が言う場合は
これ↓
いわゆる【長襦袢】です。長着(着物)とほぼ同じ形をしていて、やはり同じように夏用の単や絽、冬用の袷があります。
合服、あるいは見えるとこだけ重視という形で一部無双((表裏同じ生地の)袷仕立てになってる)になってるのもあります。
素材や色柄も様々です。シルクから、モス(ウール)まで。アンティークの長襦袢なんて本当に艶やかなものが多くて、着物と勘違いして長襦袢を着ている人をみかけたなんて都市伝説まであります(笑)
洋装で言うと、見せブラとかキャミソールみたいな「一部見せる」為の下着というところでしょうか。当然これは自分サイズ、着物サイズに仕立てるということも出来ます。
そして肌襦袢、肌着などと言う場合はこれ↓
肌襦袢は、長襦袢の下に着る、本当にいわゆる下着です。見せ着じゃないタンクトップみたいな。
汗を取るのが目的なのでだいたいガーゼで出来ていることが多いです。
そしてこれとセットになっているのが↓
「すそよけ」ですね。巻きスカート状になっています。浴衣の時期になると、セットで浴衣下なんて名前で売られていたりしますが同じものです。
あれこれ着るのが面倒な人のために、上下くっついた
着物スリップ(浴衣スリップ)なんてものも存在します。
この「面倒」というのが和服では大きなキーワードになってくるんですよね(笑)
裾避け着て、肌襦袢着て、長襦袢着て、やっとこ長着・・・・・面倒なんだよ!と言う人は省略しちゃう人もたくさんいます。私も肌襦袢なんてろくに着ません。だいたいババシャツとかスパッツとか着ています。直接長襦袢って人もいるかもしれませんね。
でもやはり汗を取るために肌襦袢は着たい・・・・でも何枚も着るのは面倒とか暑い・・・・そういう人のために
【うそつき】が存在します。
うそつきの代表がこれ↓
【二部式(長)襦袢】という奴です。肌襦袢と裾避けのように分かれているものです。
身頃はさらし。衿は掛けられるように広幅。裾と袖の着物から見える部分は柄モノ。
つまり肌襦袢と長襦袢を掛けて2で割ったみたいになってるんですね。
うそつき襦袢なんて呼ばれますが、これだと着たらすぐ長着が着れるんですよね。
私が愛用しているスリップ型のお襦袢は、長襦袢のように一枚になっていますが、見た目は着物スリップです。でも衿だけは掛けられるようになっていて、自分の着物の袖に合わせた袖をつけたりもします。
こんな風に省略型、または合わせ技系のお襦袢はすべからく【うそつき】と呼んで差し支えないと思いますが、うそつきには、嘘だとか呼ぶのが勿体無いくらい数々の知恵が詰まっているんですよ(笑)
着物を楽に着たいという気持ちから生まれたものですので、そりゃあ数え切れないほど色々な「うそつき」な「襦袢」が存在します。
それがどれを買ったらええねんという初心者さんの戸惑いを生んだりする訳ですが(笑)
持っている着物や、着たいもの、着方に合わせて選べるようになってるんですよね。