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古着やアンティークの定義はどこかと申しますと、まあ時代ですね。昭和のものなら古着(リサイクル品)、明治や大正のものならアンティークとだいたい分けてしまっていいのではないでしょうか。


ここではまとめて古着と致しますが、古着のいいところは何と言っても安く手に入るところです。
オークション・骨董市・リサイクル店、もちろん古着屋さんなど、昔のいいものが、状態もいいままで安く手に入ります。
正絹の着物が1000円なんて、本当にびっくりするような値段で売られていたりするんですよ。
プレタの大きさに涙を飲んでいた背の小さい方は、この市場ではよりどりみどりいいものを安くで手に入れることができます。

ただし、状態は当然様々です。
着物が日常着だった頃のものですから、呉服屋でお仕立てしたものから、自分で縫ったものまで様々。ですが「自分に合わせて縫った」ことだけは間違いありません。
ですからプレタのように統一されたサイズなどありません。

身丈、身幅、袖丈などなど、実に様々なサイズがあります。もちろん自分に合わせて着付ければいいのですから、着物と体とという意味で言えば、然程困ったことはありません。

ただ問題は。

着物と襦袢、そして羽織などのサイズがそれぞれ違うことがある、ということです。

今のプレタは、現代の背の高い、体格のいい人向けのサイズです。反対に古着は身丈が150無いものも多いのです。

つまり安いプレタの長襦袢(二部式襦袢)と古着をあわせて着ると、袖口やふりから長襦袢がはみ出てしまうなんてことは珍しくありません。

もちろん古着の長襦袢だって安く売っていますから、それにあわせて買ったりだとか、筒袖の半襦袢に自分で作った袖をつけたりだとか、プレタの襦袢自体を着物に合うように縫い込んだりだとか、そういうことは出来ます。
でもどれも事前にそれなりの対策を取る必要があるものばかりです。お出かけ当日に「全然合わない!」なんてショックを受けないように気をつけてくださいね(笑)

まあでもうっかりショックを受けてしまった場合は、襦袢のサイズが大きいことに関しては、簡単な対策で凌ぐことも出来ます。見えない部分でつまんでしまえばいいんですから。
袖口からお襦袢の袖が出てる!っていう場合は袖山の真ん中辺りに(見えなきゃどこでもいいですが)裏から10円玉を当てて、輪ゴムでぐりぐり止めてしまいます。いい感じに裄が縮まります。それすら面倒なら安全ピンで留めちゃってもいいですが。

着物の袖より襦袢の袖が短くてふりから出ちゃう!という場合は、着物の袂の奥の方をがっつり折って洗濯バサミなどで止めてしまいます。これで「出る」ことだけは防げます。
ただあんまり襦袢の袖の方が短いと、ぱっと見丸判りですから、ちょっと不恰好です。洗濯バサミ付になるわけですから、当然羽織ものは脱げません(いや脱ぐ時にちゃんと洗濯バサミも取れば別にいいんですけど。間違っても洗濯バサミをぶら下げたままにならないように 笑)

こういうサイズのイロイロなところさえ目をつぶれば古着は本当におもしろいです。安モンのプレタなんてほんと、なんで敢えてこんな柄かー!!と叫びたくなるような変な柄のものも多いのですが、古着はたとえ変な柄でも「面白い」だったり「ファンキー」だったり「ポップ」だったりしますし、こんなキレイな柄のものがあるんだと関心したくなるようなものも多いです。

絹ものの良さも安くで感じられますし、古着はまさに一期一会です。プレタと違って同じものはほとんどありませんから。「古着」に嫌悪感がなければ、是非一度挑戦して欲しいと思います。

古着の買い方ポイントはまた別記事にて(笑)
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